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飛幡祐規のサイト「ゆうきのパッセジャータ」にようこそ。

「パッセジャータ」の意味(イタリア料理店ではありません)は、ブログの「飛ぶ、立ち止まる。ぶどう酒色の海」をご覧ください。

このページではお知らせ、フランスやパリの話題などを簡単に紹介します。





2017.11.12

秋が深まってきました。Ovniに寄稿した記事のリンクです。

・イヴ・サンローラン美術館、パリにオープン。(先日のピエール・ベルジェについての記事を読んだ方の中で、たまたまモロッコに旅することになっていて、なんとマラケシュの方のサンローラン美術館をオープンの初日に見学することができたとのことです。)

http://go.shr.lc/2ymolt0

ブログにも載せたパリ反核世界社会フォーラムについて。日本からの参加者もいて有意義でしたが、その直後にニコラ・ユロ環境大臣は、2025年までに原発への依存率を50%まで(2016年は72%)削減させることに決まっていたエネルギー転換法を「遅らせる」と発表。予測されていたことですが、現政権にも脱原発を本気でやる気は全然ないことが明らかになりました。

http://go.shr.lc/2z08HE4

フランスの動向はブログで。

http://www.takahatayuki.com/blog9

http://www.takahatayuki.com/blog10




2017.9.25


9月からフランスは新学年。政治・社会・文化すべての領域で新しいシーズンと活動が始まりました。


パリの日本語新聞、Ovniにさまざまなテーマで寄稿を始めました。

・9月8日に亡くなったピエール・ベルジェ、50年間サンローランの伴侶で、メセナを体現した実業家。

http://ovninavi.com/pierre_berge_deces/


・モンモランシーにあるジャン=ジャック・ルソーの家・博物館。『新エロイーズ』『社会契約論』『エミール』など主要な大作をルソーはここモン・ルイ館、庭の奥にあるdonjonとよばれる書斎(というか小屋)で書き上げました。ルソーの思想は現代でも重みのある深いものですが、この場所にきて当時の暮らしを想像してみると、ルソーという人物や著作への理解が少し豊かになるような・・・なにか心を打たれるものがありました。

http://ovninavi.com/%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%83%e3%82%af%e3%83%bb%e3%83%ab%e3%82%bd%e3%83%bc%e3%81%8c%e6%9a%ae%e3%82%89%e3%81%97%e3%81%9f%e3%83%a2%e3%83%b3%e3%83%a2%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b7/


フランスの大統領選とその後についてはブログに続けて書いています。


白水社の「ふらんす」7月号の大統領特集にも寄稿しました(「服従しないフランス」)。

http://www.takahatayuki.com/blog7

http://www.takahatayuki.com/blog8




2017.5.4




4月24日、フランス大統領選第一次投票の翌日にパリに戻りました。

東京でのトーク「子育て・教育ワイワイカフェ@田原町」の際にお世話になったみなさん、ありがとうございました。





さて、5月7日の決選投票を前に、ブログを更新しました。写真はレイバーネットのサイトにたくさん載っています。極右候補が決戦投票に進出し、正直いってストレスの毎日です。

http://www.takahatayuki.com/blog6

http://www.labornetjp.org/news/2017/0503pari


なお、いま発売中の白水社「ふらんす」の冒頭エッセイ、「フランスと私」に短いエッセイが載っていますので、書店でめくってみてください。




2017.4.5



東京で子育て教育ワイワイカフェ@田原町 というトークに出ます。あすわかの武井由起子さんと、田原町のすてきなカフェで。

48日(土)14:00スタート(2時間程度を予定)

イリヤプラスカフェ カスタム倉庫 

銀座線田原町駅下車3分 (台東区寿4-7-11 03-5830-3863

参加費1500円(イリヤさん特製の春色の美味しいケーキセット付き)

申込み 大塚要治まで(090-3593-8813 yoji.ohtsuka@gmail.com

主催 ワイワイカフェ実行委員会

協力 OVERSEAs/憲法カフェリレーかながわ


4月22日まで東京に滞在します。日本の桜を見るのは本当に久しぶり。


・ブログを更新しました。この4月23日が第一次投票、5月7日に第二次投票のフランス大統領選について。混迷の中にも希望を感じさせる興味深い新しい動きも・・・

http://www.takahatayuki.com/blog5



2017.1.7





あけましておめでとうございます。

2017年がたくさんの出会いと発見をもたらしますように。


・昨年10月に始まったセルゲイ・シューキン・コレクションの展覧会「近代アートのイコン」(ルイ・ヴィトン財団)が話題になっています。この伝説のロシア人蒐集家が18941914年にパリで買ったモネ、セザンヌ、ゴーギャン、ピカソ、マチスなどの傑作127点。革命後に没収され、モスクワのプーシキン美術館とサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に二分されたコレクションが初めて一緒に見られる稀な機会です(2017年2月20日まで)。

http://www.fondationlouisvuitton.fr/expositions/icones-de-l-art-moderne-la-collection-chtchoukine.html






2016.12.23






年の瀬が迫りましたが、クリスマス期の消費文明がひときわ虚ろに感じられる年末です。この12月、パリはひどい大気汚染にみまわれ、6日間も車両制限(偶数の日は偶数番号、奇数の日は奇数番号のみ通行可能)が行われました。そんな日常の中で、「アレッポ住民を救え」と呼びかけるシリア人などの集会に、足を運びました。世界史上で最も古い都市のひとつが廃墟になり、 シリアの民主化を求めた勢力が潰され、国際社会はそれを止められませんでした。



11月のアメリカ大統領選挙、フランスの保守・中道の大統領候補者選など、4つの欧米の選挙についてレイバーネット日本のコラムに書きました。

http://www.takahatayuki.com/blog4



1219日の夜、ベルリンのクリスマス・マーケットにトラックが突っ込むテロが起きました。今年7月14日の夜、ニースのときと同じ手口です。身の回りのすべての物を使って殺戮を行え、とジハーディズムのマニュアルに書いてあるそうです。それでもわたしたちは、恐怖に陥らずに生きています。

・フランスではヴァルス首相が大統領選に出馬するために辞任し、「緊急事態」令が失効したため、「緊急事態」を延長する法案が再び議会にかけられ、なんと来年の大統領選と総選挙後の7月15日まで延長されることになってしまいました。この非常時法がテロ防止に効果があるかは疑問だという国会内の報告書があり、人権諮問委員会(CNCDH)をはじめ、人権団体などから早く正常な法治国家に戻るべきだと要請されていますが、テロや未遂がつづく中、増大した行政と警察の権力を当事者たちは手放したくないのでしょう。








・クリスマス・マーケットといえば、フランスではドイツと縁の深いアルザス地方のものが有名ですが、ストラスブール市のトミ・ウンゲラー美術館で1118日〜2017年3月19日、ウンゲラー85歳を記念する企画展を開催中です。「芸術新潮」の特集号のために2008年晩秋にストラスブールを訪ね、開館した美術館の徹底取材とトミのインタビューをしてからもう8年。オープニングに行けなかったので、昨年5月のアルザス取材のときに遭遇したストラスブール在住の加藤淳子さんに足を運んでもらいました。(上は彼女が撮った写真:白髪のトミは元気そう。左手前後ろ姿は館長のテレーズ・ヴィレールさん)

Tomi Ungerer Forever +de 85 artistes pour ses 85 ans
Musée Tomi Ungerer - Centre international de l'illustration
Villa Greiner 2 avenue de la Marseillaise, Strasbourg 18 novembre 2016 - 19 mars 2017

https://www.facebook.com/Musee.Tomi.Ungerer/

加藤さんはフランス政府公認通訳ガイド資格を取得したアルザス専門のガイド。当地に旅行の予定の方はサイトやfacebookをのぞいてみてください。

http://www.alsacetour.com/ja/

https://www.facebook.com/alsacetour/?pnref=story